立憲君主 昭和天皇〈上〉
川瀬 弘至
潮書房光人新社
作品紹介、あらすじ
青年期の欧州歴訪を経て、国民とともに歩む立憲君主たらんと志した昭和天皇。現実政治の前で悩み、君主のあるべき姿を体現した87年の生涯を、宮内庁が24年の歳月をかけて編纂した正史『昭和天皇実録』をはじめ560点に及ぶ文献をもとに描く。
感想やレビュー
敬語がご誕生と崩御、薨去くらいしか使はれてゐないのが唯一残念なところ。 入門書としては面白いし、時代の流れもわかりやすい。満州事変については多角的に書かれてゐるところも良い。昭和天皇とリットン調査団の交流も興味深い。