komemoryさんの感想、レビュー
komemory
何を隠そう、私の作品も自選ながら掲載されている冊子です。川柳や都々逸、自由律俳句など、投稿サイトの運営から投稿者に自選してもらい、それぞれ掲載したもの。ネットやYouTubeに紹介されるより、紙の本に載るとうれしさ倍増。
川柳投稿まるせんグループ
深沢商店
乱歩賞史上最軽!?も、ドーピング疑惑を巡る主人公・新人週刊誌記者のどこかヌケてる行動が笑いを誘い、全編面白く読めた。確かにご都合主義的な箇所はいくつかあるが、許される範囲だし、選考委員も言ってるように今後が大いに期待できる受賞作であることは間違いない。
日野 瑛太郎
昭和史を代表するとも言えるクーデターのいわば後始末的な物語。実在した人物たちによりリアリティあふれるストーリーを楽しめた。一軍曹が事件に関わったと思われる関係者を次々捜査してまわる形で、わかりやすく、真相に近いのでは?とも思わせてくれた。昭和史は面白い。
谷津 矢車
P.ルメートルのデビュー作、カミーユ・ヴェルーヴェンシリーズの1作目であり、「その女アレックス」より遡る作品であるが、それをふまえておけば「その女〜」より後でも違和感なく読める。 現実に出版されているミステリ小説の犯罪ををそのまま実行するという設定が面白い。 3作目も大いに期待できる。
ピエール・ルメートル/橘 明美
320句もの自由律俳句から押し寄せてくるのは郷愁。自分にも当てはまるものもあり、短い言葉で表される郷愁に共感し、涙し、自分も表現してみようと試みる。
せきしろ