赤い砂
伊岡 瞬
文藝春秋
作品紹介、あらすじ
男が電車に飛び込んだ。現場検証を担当した鑑識係・工藤は、同僚の拳銃を奪い自らを撃った。電車の運転士も自殺。そして、拳銃を奪われた警察官も飛び降りる。工藤の親友の刑事・永瀬遼が事件の真相を追う中、大手製薬会社に脅迫状が届く。「赤い砂を償え」-自殺はなぜ連鎖するのか?現代を映し出した、書き下ろし傑作!
感想やレビュー
面白い
以前書いた小説にしては、かなりウイルスに関して詳細に調べられている。 今のコロナ感染を予想出来なかった時代に、こういうウイルス関連小説を書いたのが面白い。 若い刑事が一人で真実に迫って行くところに引き込まれていく。