人生相談。
真梨 幸子
講談社
作品紹介、あらすじ
父が遺してくれた家に、見知らぬ家族が住み着いた。しかも我が物顔で。「居候の女性が出て行ってくれません」。悩める十六歳から大洋新聞の「よろず相談室」に届いた一通の人生相談。掲載された回答から導かれた予想外の悲劇とは。投書される誰にでも起こりうる身近な事件が、大きな殺意に繋がっていく。
感想やレビュー
大陽新聞の「よろずや相談」に届いた人生相談を元にストーリー展開されているが登場人物と時代交錯が多く相関図を書きながら読み進めて行ったが理解できなく読後感は、まさに「イヤミス」だった。 相談内容は 1.居候している女性が出て行ってくれません 2.職場のお客が苦手で仕方ありません 3.隣の人がうるさくて、ノイローゼになりそうです 4.セクハラに時効はありますか? 5.大金を拾いました。どうしたらいいでしょうか 6.西城秀樹が好きでたまりません 7.口座からお金を勝手に引き出されました 8.占いは当たりますか? 9.助けてください 9編の短編小説と思って読んでいると各章ごとの登場人物が繋がっていて(時代は変化しているが)頭を整理しながら読んでました。 小坂井剛、原田和子、武蔵野寛治、樋口義一、カノン、岡部康、佐野山美穂、山本千佳、豊田純一、浅川さん、川口寿々子、その他大勢 辺りが主登場人物。