komemoryさんの感想、レビュー
komemory
歴史探偵の昭和史エッセイ第3弾。日本軍のリーダーシップ論、ドイツ論とドイツ漫遊記、そしてなぜか大相撲談義。軽妙な語り口が心地良かった。
半藤 一利
文藝春秋
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JRA運営審議委員も務める著者の久々の競馬小説。騎手を目指す騎手課程生たちの楽しさ・辛さがよく描かれている。マンガチックではあるが、それがかえって若者の心理がうまく出ているようにも思う。
蓮見恭子
カミーユ・ヴェルーヴェン警部シリーズ3部作の最終章。3部作の中ではややソフトではあったが、読み応え充分であった。また、何らかの形でカミーユ警部に会いたいなぁ。
ピエール・ルメートル/橘 明美
幕末の横浜を舞台にした恋愛ミステリーと位置づけしたい。ただ幕末感はあまりなく、ラシャメンとして生きる女性の生き様とミステリ要素を絡ませており、乱歩賞の価値は認めるが、個人的にはイマイチか。
霜月 流
テーマ的に地味で固いところはあるが、政治家の裏の部分が見えかくれするところは思わず共感。著者のうまさが光ってる。政治家秘書と監禁事件がどう関わってくるか、読み進むに従って徐々に分かってくるがそうきたか!と納得の結末。また、読後はきっと政治家がさらに信用できなくなること請け合い!
真保裕一