一橋桐子（76）の犯罪日記
原田ひ香
徳間書店
作品紹介、あらすじ
老親の面倒を見てきた桐子は、気づけば結婚もせず、７６歳になっていた。両親をおくり、年金と清掃のパートで細々と暮らしているが貯金はない。このままだと孤独死して人に迷惑をかけてしまう。絶望していたある日、テレビを見ていたら、高齢受刑者が刑務所で介護されている姿が目に飛び込んできた。これだ！光明を見出した桐子は「長く刑務所に入っていられる犯罪」を模索し始める。
感想やレビュー
原田ひ香さんは2冊目 隣近所に住んでいそうな 76歳の桐子さん(素直で真直ぐな印象)が主人公 前半は..一緒に住んでいた親友が亡くなったり 住む家がなくなったり なけなしのお金を盗まれたり 可哀想で、悲しく、気持ちが沈んだ 後半は..詐欺のレクチャーを受けたり 闇金の仲介をやったり ちょっと悪い事でドキドキして楽しい感じだった 何処にでもいる感じの善良な人が主人公なので ..前半、共感して悲しくなる人もいるだろうなと思った きっと向上心の高い人や、社会出たて人とか 本読んで何かを吸収したり 為になる情報や知識(人生で役立ちそうな) 知りたくて沢山読書する人には 現実の話と混同しちゃうんじゃないかと思うくらい..現実みのある話 だから..後半のハッピーエンドがあり得ないと思うかも 小説の中の話なので.. 自分は後半のハッピーエンドが凄く良く感じた 良い話しで'読書時間’を楽しめた TVドラマがある様だけど..自分は見ないと思う 原作が良くてドラマがそれ以上というのは ここ数年見たことがないし 面白さが薄まる感じがするので (そもそも話しが違うこと多いのに題名は一緒 アニメは原作くらい良いの多いと思う) 「一橋桐子の犯罪日記」は 桐子さんが魅力的で面白かった 本を買う時には、作家さんだけではなく 出版社も見る様になった
