じい散歩
藤野千夜
双葉社
作品紹介、あらすじ
夫婦あわせて、もうすぐ180歳。中年となった3人の息子たちは、全員独身ーー。明石家の主、新平は散歩が趣味の健啖家。妻は、散歩先での夫の浮気をしつこく疑っている。長男は高校中退後、ずっと引きこもり。次男はしっかり者の、自称・長女。末っ子は事業に失敗して借金まみれ。……いろいろあるけど、「家族」である日々は続いてゆく。飄々としたユーモアと温かさがじんわりと胸に沁みる、現代家族小説の白眉。解説・木内昇
感想やレビュー
介護の話でもなく… 90代の夫婦と働かない3人の息子のたわいもない話