なんで家族を続けるの?
内田 也哉子/中野 信子
文藝春秋
作品紹介、あらすじ
樹木希林と内田裕也の娘として生まれ、家族団欒を知らずに育った内田也哉子。自身は十九歳で結婚、三児の母として家族を最優先に生きてきた。一方、中野信子は巨大なブラックホールを抱えてきた。その原点は両親の不和の記憶だった。家族に苦しむすべての人に贈る、経験的家族論!
感想やレビュー
家族という形のあり方について問いかけている。親から否定されてきた中野信子さんと特別な家庭で育った内田也哉子さんの対談が面白かった。アホウドリのカップルの三分の一はレズビアンなんだって。家族とはこういうものだ、という固定観念はほとほと馬鹿馬鹿しい。自分の中の固定観念を退治するところからまずは始めたい。まだ絶対にいる。