まみさんの感想、レビュー
狭いところに入りたい──。旧財閥の跡取りの風宮にはおかしな性癖がある。秘書となった幼なじみの祐一朗は、その唯一の理解者で支配者であった。家族に萎縮し、仕事の重圧で心が壊れかけていた風宮は、デスクの下で祐一朗の足下に蹲り安寧を得る。薄闇に包まれた狭い空間は、安らぎと同時に恍惚感をもたらした。まるで祐一朗の執着に閉じ込められたようで…。 #匣男 #剛しいら #吉村正 2010年発行 電子マイ本棚の『ハコオトコ』読了。 異色のBL。エグいのに純愛で、最後まで目が離せませんでした😍 受けちゃんが閉所恐怖症ならぬ閉所依存症です。汗ばむ季節に読んでも、冷っこい空気感というか耽美的な雰囲気。 子供の頃は私も隠れんぼが好きでした でも攻めと受けちゃんの倒錯的な隠れんぼは…一線を越えていて怖かった。 共依存という点で剛しいら先生のデビュー作「帰宅」と同類の匂いがしました。 次回は王道のロマンスBLでメンタルケアしたーい🤣