ピース
樋口有介
中央公論新社
作品紹介、あらすじ
埼玉県北西部の田舎町。元警察官のマスターと寡黙な青年が切り盛りするスナック「ラザロ」の周辺で、ひと月に二度もバラバラ殺人事件が発生した。被害者は歯科医とラザロの女性ピアニストだと判明するが、捜査は難航し、三人目の犠牲者が。県警ベテラン刑事は被害者の右手にある特徴を発見するが…。
感想やレビュー
秩父が舞台のミステリ。 色々釈然としない部分が残り消化不良だが、犯行動機は衝撃的。なかなか面白かった。 田舎町のとあるスナックの群像劇かと思いきや…後半の御巣鷹山のくだりからラストへの盛り上りは一気読み。 ショージの1品料理や方言等所々秩父の魅力も感じた。