太陽と乙女
森見 登美彦
新潮社
作品紹介、あらすじ
少年の頃から物語を描いていた。我が青春の四畳半時代。影響を受けた小説、映画、アニメーション。スランプとの付き合い方と自作への想い。京都・東京・奈良をぶらり散策し、雪の鉄道旅を敢行。時には茄子と化したり、酔漢酔女に戸惑ったり。デビュー時の秘蔵日記も公開。仰ぎ見る太陽の塔から愛おしき乙女まで、登美彦氏がこれまで綴ってきた文章をまるごと収録した、決定版エッセイ大全集。
感想やレビュー
「この文章を読んでも富士山に登りたくなりません」(p.247)思わずタイトルを二度見した。なんだこれ。そして読後に本当に登りたくならない。憧れも何も持ちようがない。こんなに活力を感じさせない登山記録、アリですか。ああ可笑しい。