桐島、部活やめるってよ
朝井リョウ
集英社
作品紹介、あらすじ
田舎の県立高校。バレー部の頼れるキャプテン・桐島が、理由も告げずに突然部活をやめた。そこから、周囲の高校生たちの学校生活に小さな波紋が広がっていく。バレー部の補欠・風助、ブラスバンド部・亜矢、映画部・涼也、ソフト部・実果、野球部ユーレイ部員・宏樹。部活も校内での立場も全く違う5人それぞれに起こった変化とは…?瑞々しい筆致で描かれる、17歳のリアルな青春群像。第22回小説すばる新人賞受賞作。
感想やレビュー
朝井リョウさんの本はこれまで何冊も手にとっていましたが、有名なデビュー作が未読だったので今回読んでみました。 (イメージとしては2000年代後半くらい?の)高校生活の様子が、怖いくらいに鋭く、鮮明に描かれています。 大学時代に本書を執筆した朝井さん 男子生徒だけではなく、女子生徒の心情とかも、何でここまでリアリティーなのぉ!!(‘◉⌓◉’) 約15年前のほろ苦い高校生活を思い出す一冊でした(笑)
3
デビューでこれはすごいと思った
朝井リョウが2023年日経夕刊に書いていたから、有名になったこの本、まだ読んでなかったな、と思って借りて読んだ。結論から言うと、これが今時の小説なのかな(今、じゃないけど)と思った。設定は面白かったかど、そして高校生の生活がよく描かれていたけど、だけらどうした、っていう感じだった。