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龍に恋う 四 贄の乙女の幸福な身の上(4)

龍に恋う 四 贄の乙女の幸福な身の上(4)

道草 家守/ゆきさめ

KADOKAWA

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作品紹介、あらすじ

勤め先の先輩である瑠璃子が出奔してしまったー。折しも、口入れ屋・銀古の繁忙期。珠は瑠璃子の代わりに、秋桜の咲き乱れる洋館での勤めを任される。珠なりに洋館の“人ならざる者”に真贄に向き合い、縁を結んだことで洋裁を習うことに。銀市のシャツを仕立てながら彼を想い、しだいに乙女らしい感情も育んでいく。銀市も彼女の花開く姿を慈しむ一方、珠がいずれ自分の手を離れる予感と、只人として生きるには強すぎる彼女の贄の力を憂いていた。さらに、瑠璃子失踪の原因となった存在も珠にそそられ…?

感想やレビュー

瑠璃子が好きなキャラだから、彼女メインのお話しで楽しめた。 自由で自分の意志を重んじる彼女というあやかしがどのように誕生し、その自我を育ってていったかが心に響く、いい悲劇。 珠の成長も著し、銀市に対する想いも、やっとここまで来たかという感じ。 二人のためにも瑠璃子はこれからもいいアドバイザーでいて欲しい。

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