模倣の殺意
中町信
東京創元社
感想やレビュー
昭和48年に発刊されたかなり古い作品。 読みやすい本ではあるが、途中意味がわからなくなって2回読んだ。 昭和から平成、令和と半世紀近く経っている本を手に取るのは、時代がかなり変わっているため正直覚悟!?が必要かなと感じた。(何回か改変されてる) というか何も知らずに読んでいた。 途中、親子電話や特にタバコのシーンは幾度となく出てくるのはかなり昭和感漂う。 今となってはこのトリックは物足りなさを感じるだろうが当時はかなり驚きがあっただろうと推測する。もっと若い頃に読んでいればよかった。 読み手側と時代にそぐわない背景は現在と比べてはいけない!し、その世界に入るべきだと読み終わってから思った。