きみはポラリス
三浦 しをん
新潮社
作品紹介、あらすじ
どうして恋に落ちたとき、人はそれを恋だと分かるのだろう。三角関係、同性愛、片想い、禁断の愛…言葉でいくら定義しても、この地球上にどれひとつとして同じ関係性はない。けれど、人は生まれながらにして、恋を恋だと知っているー。誰かをとても大切に思うとき放たれる、ただひとつの特別な光。カタチに囚われずその光を見出し、感情の宇宙を限りなく広げる、最強の恋愛小説集。
感想やレビュー
#きみはポラリス #三浦しをん 2007年初版 新潮社 非BL小説。恋愛短編集。同性愛、 昨日は好きな短編を読み返すと笑えた。ひとりカフェでニタニタ妄想にふけりました❤️ 『永遠に完成しない二通の手紙』 『永遠につづく手紙の最初の一文』 幼馴染みの岡田と寺島、つかず離れずの腐れ縁が好き。20頁前後の短編なので気軽に楽しめる。 友だちのふりをして、友達じゃない。 相手に告げられないまま胸に秘めた岡田の恋心は、切なくも滑稽。 能天気で鈍感なバカを好きになっちゃった岡田は、それでも幸せそうだ。 なんたって、寺島がいるだけで、変哲もない教室や放課後の空き地が、輝く王国に変わる のだ。 タイトルを深読みすると、岡田は死ぬまで、飽きることなく、寺島が結婚しても想い続ける気があるのねって。妄想は楽しい。
微妙! やっぱり短編で深みを出すのってむずいんかな