葬儀を終えて
アガサ・クリスティ/加島祥造
早川書房
作品紹介、あらすじ
リチャードは殺されたんじゃなかったのーアバネシー家の当主リチャードの葬儀が終わり、その遺言公開の席上、末の妹のコーラが無邪気に口にした言葉。すべてはその一言がきっかけだったのか?翌日、コーラが惨殺死体で発見される。要請を受けて事件解決に乗り出したポアロが、一族の葛藤の中に見たものとは。
感想やレビュー
アガサクリスティの中でも好きの上位にある名作本。一番上の兄の葬儀後に末妹が「兄は殺されたのでは」と言った事が原因で話が展開していき、翌日末妹が殺害されてしまう。遺産を巡ってそれぞれの家族の関係性も怪しくなる。 ラストの様々な点が回収されていく様は圧巻で、犯人がとにかく衝撃的だった。 人にお勧めできる一冊❗