神戸25メートルの絶望
西村 京太郎
KADOKAWA
作品紹介、あらすじ
3泊4日の予定で、東京から豪華ツアーに参加した6名の男女。しかし、神戸の異人館街観光中に、1組の夫婦が姿を消した。2日後、夫が25メートルの円の中心で、「公開処刑」として、窒息死させられた。十津川警部は、ツアーに参加した他の4名が、阪神淡路大震災の時に起きた事件と関係があるとみて、捜査を進めるが、行方不明になっていた妻も、犯人の手によって殺されてしまう。不可解な犯人の行動に、十津川が挑む!!
感想やレビュー
面白かったです。難しい問題です。
阪神淡路大震災の時の出来事が原因で殺人事件が発生する。十津川刑事が捜査をしていくが、容疑者が次々とシロになっていく。最後に意外なところから容疑者が浮かんで来る。ちょうど能登半島地震が発生して、震災当時の状況が生々しくわかる。 震災の悲惨さが良くわかる。犠牲者とその家族の悲しみが恨みになる。