触法少女
ヒキタクニオ
徳間書店
作品紹介、あらすじ
幼い頃、母親に棄てられた過去をもつ深津九子。児童養護施設から通う学校では、担任が寄せる暗い欲望を利用して教師を支配していた。同じクラスの西野も九子の下僕だし、里実からは憧れの対象として崇められていた。ある日、母親の消息を知るチャンスが巡ってきた。運命は激しく動き出す。母親なんていらない。戦慄だけでは終わらない、読者の心を震わせる書下し長篇完全犯罪ミステリー!
感想やレビュー
冒頭しっかり前振りがあったのに、上手く騙された。読者に『応援させたい』と思わせる著者の技術は、中々のもの。 触法少年とは、はじめて知った。今まで、物語になってなかったのは驚き。