真実の口
いとう みく
講談社
作品紹介、あらすじ
雪の降る夜、外で震えている幼い少女を交番に連れて行った中学生3人。感謝状まで贈られた彼らは、少女が見せた抵抗に違和感を抱いていた。少女を保護したことは、はたして「正義」だったのかー。坪田譲治文学賞、河合隼雄物語賞、野間児童文芸賞…数々の受賞歴を誇るトップランナー、いとうみく渾身の書きおろし。
感想やレビュー
迷子を保護した中学生たちは警察から表彰される。高校生になって、その時のことを思い出し、あれは虐待から逃げてきた子ではなかったか?と思うようになり、3人で調べることにする。