星天の兄弟
菅野 雪虫
東京創元社
作品紹介、あらすじ
ある王国の小さな村に、高潔な学者が住んでいた。学者には母親のちがう息子が二人おり、兄は賢く弟は美しいことで評判だった。ある時、王国の第二王子が学者を自分の家庭教師にと招いた。王子は聡明で学者は喜んで教えていたが、父王に対する反乱を企んでいるとの疑いが王子にかかり、王子を焚きつけたとして学者も捕えられてしまう。幼くして罪人の子という重い軛を負うことになってしまった兄弟。互いを思いやりながらも別々の道をゆく二人の運命は?家族とは何か、絆とは何かを問う感動のファンタジイ。
感想やレビュー
物語は面白い。が、なんとなく傑作にはなりきれない物語という感じもする。 『アトリと五人の王』に比べると物足りない。