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ボタン穴から見た戦争

ボタン穴から見た戦争

スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ/三浦みどり

岩波書店

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作品紹介、あらすじ

一九四一年にナチス・ドイツの侵攻を受けたソ連白ロシア(ベラルーシ)では数百の村々で村人が納屋に閉じ込められ焼き殺された。約四十年後、当時十五歳以下の子供だった一〇一人に、戦争の記憶がどう刻まれているかをインタビューした戦争証言集。従軍女性の声を集めた『戦争は女の顔をしていない』に続く、ノーベル文学賞作家の代表作。

感想やレビュー

女の顔をしていないより、事実の捉え方がまっすぐでわかりやすく面白かった。どの子も黒で記憶しているし、幼い頃に感じた恐怖や欠乏が人生に計り知れない損害を与え続けることに驚愕する。それでも、人間は駄目過ぎて歴史を繰り返していることに虚無感しかない。

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