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国道沿いで、だいじょうぶ100回

国道沿いで、だいじょうぶ100回

岸田 奈美

小学館

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作品紹介、あらすじ

令和のホームドラマ『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』(NHK地上波放送・2024年7月9日放送スタート予定)の原作者で、気鋭の著者による爆走エッセイ第3弾!

感想やレビュー

・止まらなさずに読み進めてしまう作品。 著書の岸田奈美さんという人柄がとても感じられるエッセイで、僕はこの人の人柄にとても好印象をもっている。自分にはない、全力で良いことも悪いことも、幸運も不幸も立ち向かう精神力に惹かれている。 ・「大丈夫」を「だいじょうぶ」にしているのもいい。テキトウに受け流すんじゃなく、戦っていればそのうちなんとかなる、という意味なのかな。負けたっていいけど逃げてない、無視してないところが好きだ。 ・自分の言葉を書くのはとても難しい。感想とか意見を求められた時に「凄い」とか「やばい」っていう全然伝わらない言葉しか表現方法がない。自分の言葉で誰かに伝えられる力は、会ったことがない人でも「話してみたいなー」とか「こんな人になりたいな」って憧れを抱かせることができるんだな。いいな。作品を作ること、そういうのは僕には出来ないと、芸術と呼べる殆どのものから遠ざかってきているけど、エッセイはやってみたいな、と思った。自分の感じたことが、誰かの心に響くってすごく嬉しいんだろう。それを直接言われたらどんなに嬉しいんだろう。「儀式」という言葉が作品に出てくるけど、「儀式」の捉え方が、その人にとって「拘り」ではなく「絶対に脅かされたくない好行為」として、葬式とかそういう場面だけでなく、本当に近くにある事を感じることが出来た。 ・自分の言葉ってなんだろう。どうしたら僕らしいと感じて貰えるだろう。妻や子供達にも残せるかな?誰かに伝わるかな?飾らない自分らしさを見つめ直すところかな始めてみよう。

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