きよしこ
重松 清
新潮社
作品紹介、あらすじ
少年は、ひとりぼっちだった。名前はきよし。どこにでもいる少年。転校生。言いたいことがいつも言えずに、悔しかった。思ったことを何でも話せる友だちが欲しかった。そんな友だちは夢の中の世界にしかいないことを知っていたけど。ある年の聖夜に出会ったふしぎな「きよしこ」は少年に言った。伝わるよ、きっとー。大切なことを言えなかったすべての人に捧げたい珠玉の少年小説。
感想やレビュー
吃音の少年のお話。 いろいろ葛藤しながら、からかわれたりもしたけど、わかってくれる友達もでき、最後は自分で一歩踏み出す少年。 息子に照らし合わせて読んでしまう。 待ってあげる、つっかえてしまうから本音を言えない、いろいろ心情が分かりやすかった。
1
いい。きみのともだち が重松清さんの作品のなかで好きだけど、きよしこ もいい。人間のいい面だけじゃなくて、悪い面だけじゃなくて、ちゃんと人間を書いてるのが いい。少年きよしの次の物語も読みたいなぁ。
とても読みやすい 吃音のきよしこ君が転校していく話