四十九日のレシピ
伊吹 有喜
ポプラ社
作品紹介、あらすじ
妻の乙美を亡くし気力を失ってしまった良平のもとへ、娘の百合子もまた傷心を抱え出戻ってきた。そこにやってきたのは、真っ黒に日焼けした金髪の女の子・井本。乙美の教え子だったという彼女は、乙美が作っていた、ある「レシピ」の存在を伝えにきたのだった。
感想やレビュー
胸にじんわり温もりが広がったまま読了。まさに心の浄化。 読みながら亡き父と最後に交わすことになった言葉を思い出し、後悔の念が込み上げてきた。家族を大事にしなくては…。 こんな風に皆に思い出してもらえる乙美さんの生き方があまりにも素敵で見倣いたい。