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ベチャ引き家族の物語

ベチャ引き家族の物語

ヘディ・シュリ・アヒムサ・プトラ/染谷臣道

勁草書房

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作品紹介、あらすじ

社会の底辺に生きる人々に注がれた、若手文化人類学者の暖かくも鋭いまなざしが、もうひとつの文化の実態を浮き彫りにする。

感想やレビュー

1975年〜1977年ジョグジャカルタ市内で働くベチャ引き5家族の生活史。文面や注釈を読むだけでは像を結ばない日用品をいちいちググりながら読む。まあ、それにしても貧しい。今日食べる朝ごはんも借金して食べる。そんな食事で体力勝負の仕事。借金を返すより飢えに負けて飲食する。飢えに支配されてる脳でも、消息の知れない親兄弟に会いたいと思いを馳せたりしている。安息とは無縁で、楽しみがあれば良いけど、それすら、刹那的にあるかないか…。ひたすら暗い。それでも生きていられるのは、暑いからなのでしょうか。いやあ、読むの疲れました。

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