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ファミリーランド

ファミリーランド

澤村伊智

KADOKAWA

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作品紹介、あらすじ

タブレット端末を駆使して、家庭に浸食してくる姑との確執。黒髪黒目の「無計画出産児」であるがゆえに、世間から哀れみを受ける子供の幸福。次世代型婚活サイトでビジネス婚をしたカップルが陥った罠。技術革新によって生み出された、介護における新たな格差。嫁いびり、ネグレクト、晩婚、毒親、介護など、テクノロジーが発達した未来であっても、家族をとりまく問題は変わらない。ホラー界の旗手が描く、新時代家族小説。

感想やレビュー

澤村伊智「ファミリーランド」。 これ短編集だったのね。全部で6篇。 「コンピューターお義母さん」 「翼の折れた金魚」 「マリッジ・サバイバー」 「サヨナキが飛んだ日」 「今夜宇宙船(ふね)の見える丘に」 「愛を語るより左記の通り執り行おう」 澤村伊智による近未来SF世にも奇妙な物語といったところなのだろうか。現在から100年ぐらい経った未来の話。現在のデジタル社会が100年進んだ世界で社会でわれわれはどういう生活をしているのだろうか。もしかしたらこの6篇は全て現実となってる可能性もある。そう思うと少し怖い。 6篇の中では最後の2篇「今夜宇宙船」と「愛を語るより」が好きだな。あと澤村伊智さんの文章はやっぱ読みやすい。するすると読めてしまうので不思議。

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