ワイルド・スワン(上)
ユン・チアン/土屋京子
講談社
作品紹介、あらすじ
15歳で著者の祖母は軍閥将軍の妾になる。中国全土で軍閥が勢力をぶつけあう1924年のことであった。続く満州国の成立。直前に生まれた母は、新しい支配者日本の過酷な占領政策を体験する。戦後、夫とともに共産党で昇進する母。そして中華人民共和国の成立後、反革命鎮圧運動の只中で著者は誕生する。
感想やレビュー
名前のない女(曾祖母)→祖母の軍閥の妾イータイタイ阿片再婚→満州、日本の支配→国民党、共産党 次々に支配するものが変わり、暮らしも変わり、暮らす場所も変えていかねばならない 祖母の纏足、イータイタイの話とか波乱万丈すぎる 急激に世の中が変わって行くときに人がどうだったか。この家族は比較的裕福で高い地位の人々だが、低い地位の人々はどんどん死んでいったりしてるんだろうな。もちろん高い地位の人も死ぬし、このあと文化大革命がどうなるか…