襲来 下
帚木 蓬生
講談社
作品紹介、あらすじ
日蓮が唱えた「他国侵逼」、即ち蒙古による九州侵攻の予言を確かめ大陸の様子を探るために、見助が対馬に遣わされた。島に辿り着いた見助は蒙古の情報を次々に入手する。その間、日蓮は弾圧や法難に遭うが、対馬と東国の間で二人の手紙のやりとりは続いた。そして十余年、ついに蒙古が動いたとの情報が…。
感想やレビュー
蒙古襲来により、対馬と壱岐の人々の苦難。日蓮の手足耳目として旅に出て20年。やっと身延山にたどり着くも日蓮には会えないままあの世に旅立つ。涙が溢れてしまう。