わたしたちに翼はいらない
寺地 はるな
新潮社
作品紹介、あらすじ
他人を殺す。自分を殺す。どちらにしても、その一歩を踏み出すのは、意外とたやすい。最旬の注目度No.1作家最新長篇。同じ地方都市に生まれ育ち現在もそこに暮らしている3人。4歳の娘を育てるシングルマザー、朱音。朱音と同じ保育園に娘を預ける専業主婦、莉子。マンション管理会社勤務の独身、園田。いじめ、モラハラ夫、母親の支配。心の傷は恨みとなり、やがて……。「生きる」ために必要な救済と再生をもたらすまでのサスペンス。
感想やレビュー
内容がすーっと入ってきて読みやすかった。 スクールカーストを引きずっている大人たちの話。 雲まで高く飛ぶ翼はいらない、地べたをしっかりと自分の足で歩くっていう表現が印象的だった。
ぐいぐいくる感情の波。一気読み