終生ヒトのオスは飼わず
米原 万里
文藝春秋
作品紹介、あらすじ
2006年に世を去った著者が愛した毛深い家族たち(猫4、犬3)はいかなる運命をたどったのか。好評エッセイ「ヒトのオスは飼わないの?」の続編と、父母の思い出やプラハで住んだ家、自分で書いた死亡記事などを収録した「終生ヒトのオスは飼わず」を一冊に。
感想やレビュー
犬と猫との生活。忙しい中で、性格の難しい子も含めた多頭飼いは大変だったと思うけど、この著者の人生に動物達は必須だったんだと思う。愛情の差があるなど、本当に正直な方だったのだろうと思う。遺された子達が、新しい家で過去を顧みず、新たな生活だけをみようとしている姿に悲しさと強さを感じた。