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ミシンと金魚

ミシンと金魚

永井 みみ

集英社

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作品紹介、あらすじ

暴力と愛情、幸福と絶望、諦念と悔悟…認知症を患う“あたし”が語り始める、凄絶な「女の一生」。第45回すばる文学賞受賞作。

感想やレビュー

前半は暗くて壮絶な人生で、認知症の老人の状況描写がリアルすぎて読むに堪えない感じだったけど、後半、おばあさんなりに色々考えて、色々な変化があって、想像を超えていた。どんな逆境ものほほんと受け入れる懐の深さ(頭が悪いからかもしれないけど)が、この人の強みなんだな、と心底リスペクトした。

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テンポよく、読めました! カケイさんの人生凄い、そして当の本人の動きや心の描写がよくできていると思いました。性についてもあけらかんと書き、さらっとしている。広瀬のおばあちゃんのかっこよさ、すごいな。

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