ヴィクトリアン・ホテル
下村 敦史
実業之日本社
作品紹介、あらすじ
交錯する善意と悪意に一気読み&二度読み必至!伝統ある超高級ホテル「ヴィクトリアン・ホテル」は明日、100年の歴史にいったん幕を下ろす。特別な一夜を過ごす女優、スリ、作家、宣伝マン、老夫婦、そしてベルマン。それぞれの思惑が交錯したとき運命の歯車が軋み始めーラスト30ページに特大の衝撃と深い感動が待ち受ける、エンターテインメントを極めた長編ホテルミステリー!
感想やレビュー
表紙に惹かれ手に取りました(初読みの作家さん) ホテルが舞台となっている小説を読んでいると、宿泊客の気分でワクワクした気持ちになるため好きです(◍•ᴗ•◍) 今回の〈ヴィクトリアン・ホテル〉も伝統ある高級ホテルで素敵でした! ホテルミステリーの面白さだけではなく、「優しさや善意とは何か」などといった面でも深く考えさせられる1冊です。
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歴史ある超高級ホテルを舞台にした群像劇。途中感じた違和感からまさかの真実へ…。著者の企みにまんまとハマり、再読必須の一冊。当初の予想を裏切るあっさり系で多少物足りなさを感じるも、ラストは綺麗な着地。最後までまずまず楽しめた。読後感よき◎