絶対零度のテロル 天久鷹央の事件カルテ
知念 実希人
実業之日本社
作品紹介、あらすじ
九月の熱帯夜、小鳥遊優と鴻ノ池舞が当直を務める救急外来に搬送されてきた身元不明の男性。その死因は「凍死」だった。摩訶不思議な状況を前に司法解剖の必要性を説く医師達だったが、刑事の反応は芳しくなく…。捜査機関の協力が得られない中、天久鷹央は独力で遺体の正体に迫るが、それは日本全土を揺るがす大事件の序章に過ぎなかった。シリーズ最大規模の凶悪犯罪の真相は!
感想やレビュー
今回の作品は少しスケールが大きくなる。謎の凍死殺人事件の犯人が、国を脅かすテロ組織集団と繋がりがあり、警視庁と公安部との連携の結果、鷹央の推理で謎解きをして、犯人を突き止めていく。いつもながら最後まで面白い。