komemoryさんの感想、レビュー
komemory
元祖・鉄オタによる鉄道日記。戦中・戦後の混乱期でも鉄道旅行をしていたことに驚きを覚えるが、史実とともに記録されておりリアリティ充分。鉄オタのバイブルとも言えようか。
宮脇俊三
中央公論新社
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記憶に新しい安倍晋三元首相銃撃事件がモデル。実在の個人名や団体名が出てきて、事件の経緯も実際に合わせているところもあるが、作品自体はフィクション。真相に近いと思われるところはあるけれども。終盤は全くのフィクション(だろうけど)で、却って安心した。これが全てフィクションだったらよかったのにという読後感。
柴田 哲孝
乱歩賞史上最軽!?も、ドーピング疑惑を巡る主人公・新人週刊誌記者のどこかヌケてる行動が笑いを誘い、全編面白く読めた。確かにご都合主義的な箇所はいくつかあるが、許される範囲だし、選考委員も言ってるように今後が大いに期待できる受賞作であることは間違いない。
日野 瑛太郎
昭和史を代表するとも言えるクーデターのいわば後始末的な物語。実在した人物たちによりリアリティあふれるストーリーを楽しめた。一軍曹が事件に関わったと思われる関係者を次々捜査してまわる形で、わかりやすく、真相に近いのでは?とも思わせてくれた。昭和史は面白い。
谷津 矢車
P.ルメートルのデビュー作、カミーユ・ヴェルーヴェンシリーズの1作目であり、「その女アレックス」より遡る作品であるが、それをふまえておけば「その女〜」より後でも違和感なく読める。 現実に出版されているミステリ小説の犯罪ををそのまま実行するという設定が面白い。 3作目も大いに期待できる。
ピエール・ルメートル/橘 明美