ときどき旅に出るカフェ
近藤史恵
双葉社
作品紹介、あらすじ
平凡で、この先ドラマティックなことも起こらなさそうな毎日を過ごす瑛子が近所で見つけたのは日当たりが良い一軒家のカフェ。店主はかつての同僚・円だった。苺のスープなどメニューにあるのは、どれも初めて見るものばかり。旅先で見つけたものを再現し、出しているという。瑛子に降りかかる日常の小さな事件は世界のスイーツによって少しずつほぐれていく。読めば心も満たされる“おいしい”連作短篇集。
感想やレビュー
¥80-72-51 近藤史恵は人物像がちょっと独特で、それが話のアクセントになって面白い。
カフェ・ルーズを舞台にした連作短編。 異国の料理や飲み物に触れ目の前の世界を広げてくれると共に、謎が解き明かされていく面白さも加わり、私にとってはめちゃめちゃ好みの内容。 こんなカフェがあったら常連間違いなしだ。早々に第二弾を読まなくちゃ!