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ウィニング・アローン

ウィニング・アローン

為末大

プレジデント社

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作品紹介、あらすじ

三度のオリンピックを一人で戦った“侍”がいちばん伝えたいこと。

感想やレビュー

「読んだ理由」 松尾さんがオススメしていて、興味を持ったから 為末大さんの自己分析の本。 現役のときコーチがついていなかったらしく自分でいろいろ考えていてやっていたぽい。すごいな。 親について 私に影響を与えた親の特徴は、 ・子供を個人として尊重する ・淡々として一喜一憂しない ・他人の話を感心しながら聞く 短所について 最も強いものが生き残るのでもなく、最も賢いものが生き残るわけでもない 最も変化に適応したものが生き残る By オン・C・メギンソン / 経済学者 コントロールできないもの 大事な点は、楽観的になろうとすることでも、悲観することでもなく、目の前にある自分にできる課題解決に集中することで、何を無視するかを決めることだ。自分の範囲を超えたものを恨んだり、憂いたりしても改善は見込めない。 スポーツにおける「やればできる」は正しい。ただし、自分の「やればできる」範囲を明確にわかっている場合に限る。この線引きができない人は、やればできると思って雨をやませようとするが、雨はやまず、それに対して自信を失ったり腹を立てたりするだろう。 楽しむこと 楽しいときには、余白があり、遊びがあり、主体性がある。一方余白も遊びもなければ、そこに自らの創造性を発揮することは難しく、人は機械化する。 勝利の前 現役時代、プレッシャーがかかる試合は、勝てるかどうか微妙な試合よりも、ほぼ勝てるだろうと言われていた試合だった。試合前に声をかけられて一番苦しかったのは、「今日は勝てるでしょ」という言葉だった。だから勝てそうな状況のときは、意識的に視界を限定していた。フードをかぶるなどして、本当に自分が見ているものを目の前だけに絞るのだ。こうすると、外部からの情報も入らず、集中できた。勝利直前にどのような心理状態でいられるかは選手の実力に大きく影響する。勝利の直前は、自分の心の弱さが現れやすい。

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