あんとほうき星 お勝手のあん
柴田 よしき
角川春樹事務所
作品紹介、あらすじ
紅屋から平蔵が去ったことで、安政五年はおやすにとって忙しい日々が続く年となった。品川に腕の良い女料理人がいるとの噂が広まっていく中で、御殿山の宴に出した、おやすが考案した花見弁当は江戸中の話題となる。そんな多忙な中、おやすは、かつて紅屋で小僧として働いていたが、武家に養子入りして立派な若侍姿となった勘平との再会を果たしていた。思わぬ嬉しさに心満たされる一方、疫病が江戸に蔓延し始めて品川にも影を落とし、とめ吉も病に倒れてしまう…。待望のシリーズ第八弾!
感想やレビュー
勘ちゃんが久々の登場。 幸運に恵まれた勘ちゃんだが、このあとの歴史を知っている読者からすると、ああ…と溜め息をつきたくなる。