最後の証人(1)
柚月裕子
KADOKAWA
作品紹介、あらすじ
検事を辞して弁護士に転身した佐方貞人のもとに殺人事件の弁護依頼が舞い込む。ホテルの密室で男女の痴情のもつれが引き起こした刺殺事件。現場の状況証拠などから被告人は有罪が濃厚とされていた。それにもかかわらず、佐方は弁護を引き受けた。「面白くなりそう」だから。佐方は法廷で若手敏腕検事・真生と対峙しながら事件の裏に隠された真相を手繰り寄せていく。やがて7年前に起きたある交通事故との関連が明らかになり…。
感想やレビュー
作者に騙された。 前半は非常に気分の悪いストーリー、やりどころの無い気分。また、復讐ストーリーにも、苦しさを覚える。そこから、公判、そして加害、自殺の逆転。そこからの、最後の証人。後味も限界だ。
1
⭐️⭐️⭐️⭐️
すごい。ただすごいとしか…。公判3日目からの大逆転。というか、島津が殺されたと思って読んでたから見事に裏切られたし、美津子が自分を殺す練習をしてる姿と、完璧に死ねる刺し方を教える夫・光司の姿の場面に泣けた。涙が出た。
夢中になって読めた 最後は感動してスッキリした! 裁判ネタは面白い