早朝始発の殺風景
青崎 有吾
集英社
作品紹介、あらすじ
青春は、気まずさでできた密室だ。始発の電車で遭遇したのは普段あまり話さない女子。二人は互いに早起きの理由を探り始め…(表題作)。部活の引退日、男同士で観覧車に乗り込んだ先輩と後輩。後輩には何か目的があるようだが(「夢の国には観覧車がない」)。不器用な高校生たちの関係が小さな謎と会話を通じて少しずつ変わってゆく。ワンシチュエーション&リアルタイムで進行する五つの青春密室劇。
感想やレビュー
青崎有吾さんの作品は、個人的に少し読みづらい印象を持っていたのですが、その思いを払拭してくれる1冊でした♪♪ 自分の高校時代を思い出しながら読み進めました。青春の爽やかさの中に謎解きもあり、面白かったです(*^_^*) 特に、お気に入りは *早朝始発の殺風景 *三月四日、午後二時半の密室 実写化されているようなので、Huluで早速観ようと思います! #ナツイチ2024
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独立した5編から成る短編小説ですが、とても読みやすかったです。 どの話も良かったのですが、特に好きなのは以下の2編です。 『早朝始発の殺風景』 『メロンソーダ・ファクトリー』 解説で中高生にも人気とありますが、納得のいく爽やかな一冊です。
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全体的にほっこりするお話が多かった。 観覧車があるテーマパークにこだわる先輩後輩、ファミレスにて繰り広げられる学級旗作成話から、メロンソーダを毎回頼む女の子への話 必ず始発に乗る女の人の理由など。 なかなかに面白かった!
ネタバレを読む
一番最後の短編が良かった