双風神 羽州ぼろ鳶組
今村翔吾
祥伝社
作品紹介、あらすじ
京の淀藩常火消・野条弾馬は、己が目を疑った。大火の折に生まれ激甚な災禍をもたらす炎の旋風“緋鼬”が大坂の町を蹂躙していた。続発する緋鼬に、それを操る何者かの影を見た弾馬は、新庄藩火消頭取・松永源吾に協力を頼む。源吾は、天文学者でもある風読みの加持星十郎らを連れ大坂へ。しかし、ぼろ鳶組は、炎の怪物を眼前にすると大きな挫折を味わうことに…。長編時代小説、書下ろし。
感想やレビュー
ぼろ鳶組⑨、読了。 表紙は「赤舵」こと加持星十郎 今回も傑作ですが、特に第五章の大阪讃歌の冒頭342~350ページだけでも読んだってや。 全ての登場人物と伏線が揃って、いよいよ最終話に突入です。