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教誨

教誨

柚月 裕子

小学館

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作品紹介、あらすじ

女性死刑囚の心に迫る本格的長編犯罪小説! 幼女二人を殺害した女性死刑囚が最期に遺した言葉ーー 「約束は守ったよ、褒めて」 吉沢香純と母の静江は、遠縁の死刑囚三原響子から身柄引受人に指名され、刑の執行後に東京拘置所で遺骨と遺品を受け取った。響子は十年前、我が子も含む女児二人を殺めたとされた。香純は、響子の遺骨を三原家の墓におさめてもらうため、菩提寺がある青森県相野町を単身訪れる。香純は、響子が最期に遺した言葉の真意を探るため、事件を知る関係者と面会を重ねてゆく。 【編集担当からのおすすめ情報】 ベストセラー『孤狼の血』『慈雨』『盤上の向日葵』に連なる一年ぶりの長編! 「自分の作品のなかで、犯罪というものを一番掘り下げた作品です。執筆中、辛くてなんども書けなくなりました。こんなに苦しかった作品ははじめてです。響子が交わした約束とはなんだったのか、香純と一緒に追いかけてください」 ーー柚月裕子

感想やレビュー

可哀想、可哀想、可哀想、身勝手

2

テーマがテーマなだけに、非常に重いものが全体的に漂う。「約束」の真相はともかく、最後は多少は救われる。

1

昭和の女性の苦労がひしひしと判る話でした。 共感することばかり。

1

約束とは何かとずっと読み進めていって最後に判明するが、哀れな人生、人間の一生を考えさせられる。 全体的に重苦しい作品で、読み終わった後もスッキリしない。 柚月裕子さんの作品にしては珍しくちょっと形態が違う作品。

1

田舎って超めんどくせぇな、あと暗い。まず主人公の香純が嫌。話好きなタクシー運転手にも、黙って目的場所に連れてくタクシー運転手にも何かグダグダ思ってるし。香純の母親の静江も嫌。中途半端に遺骨引き受けるなよ。下間住職とか樋口さん等はのぞいた主要人物ほとんど受け付けなかった。

9/29読み終わり。 死刑執行されたあと、遺骨引き受け人となった再従兄弟が、何故そのような事件が起きたのか、再従兄弟が生まれ育った土地に行き、事実を究明するというもの。 読んでいた期間、ずっと頭の中にこの話が残ってて、熟睡できず、夜中何度も目が覚めていた。育てられた環境がいかにその人との人格形成に関わっていてるか考えさせられた。響子は本当に娘を愛していたのに、精神的な病や周りの環境のせいで殺してしまう。響子は生まれた時からかわいそう。でも身近に起こり得る話だし、私も子育て中であるから、いつも心のどこかにこの気持ちは持っておこうと思う。柚月裕子さん深い。

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