ガール
奥田 英朗
講談社
作品紹介、あらすじ
わたし、まだオッケーかな。ガールでいることを、そろそろやめたほうがいいのかな。滝川由紀子、32歳。仕事も順調、おしゃれも楽しい。でも、ふとした時に、ブルーになっちゃう(表題作)。ほか、働く女子の気持ちをありえないほど描き込み、話題騒然となった短編集。あなたと彼女のことが、よくわかります。
感想やレビュー
15年前に書かれた本なので会社の雰囲気(今より年功序列、セクハラ横行)だけど、主人公それぞれの抱える状況や悩みは今と同じで共感できる部分、またこれから感じることであろう感情の表現がたくさんあって最後まで興味津々で読むことができた。ストーリー展開としては全部大円団のハッピーエンド。周りには敵もいるけどちゃんと味方もいる。その味方にどれだけ気付けるか、また敵に見える人もどうやって巻き込んで味方にしていくか、考えることが大事だと思った。唯一違和感のように感じたのは、主人公のワーキングウーマンが基本勝気。今よりもっと男社会であった当時の会社でやっていくにはこれくらいの気概がないとダメだったのかなと思うが、今後の自分の仕事に対するスタンスを考え直す機会にもなった。
1
内容が古い(笑)昭和終わりかって感じ。お立ち台とか、神田正輝とか(笑) 30代前半の自分をおばさんと認めたくなくて、ミニスカートはいたりとか。読んでて痛いなって感じ。
・おもしろかった ・結末の落とし所が現実離れしてないかつ少し前向きになれる展開で良かった ・作者男の人?びっくり!女目線でめっちゃ気持ちわかるーって感じやった