平安王朝と源平武士
桃崎 有一郎
筑摩書房
作品紹介、あらすじ
清少納言や和泉式部が仮名文学で雅な貴族の世界を描いていた裏には、暴力が支配する武士の世界があった。それは地方だけでなく、都のすぐ近くでも人が殺されるような状態だった。そして、その雅な世界は武士による収奪によって成り立っていたのだ。この凄惨な時代、拡大・縮小を繰り返しながら、源氏と平氏が武士の代表格として確立してゆく。その背景にある、血の入れ替えと相剋の過程を克明に綴る。
感想やレビュー
日本の武士は、源氏と平氏でほぼ尽きているという話。北条は平氏、足利は源氏、織田はエセ平氏、徳川はエセ源氏らしい。専門的な内容で名前も覚えづらく斜め読みだったが、面白い内容ではあった。