日本人は「やめる練習」がたりてない
野本 響子
集英社
作品紹介、あらすじ
二〇一八年六月、「多くのひとは辞める練習が足りてない」というツイートが数万回もリツイートされ話題になった。その反響が浮き彫りにしたのは「日本にはやめられなくて苦しんでいる人がたくさんいる」ということ。いじめ、自殺、ハラスメント…日本のこれらの問題は「やめられない」「逃げ場がない」ことが深刻化の原因だ。一方、このツイートをした著者の住むマレーシアは「仕事や学校が嫌ならすぐやめる」人も多く、それでも社会は回っている。多様性にあふれ、怒る人が少ない寛容な“ゆるい”国に今、日本から移住・留学する人が増えている。マレーシア人の考え方、驚きの教育制度など、日本とは別の世界を紹介する。
感想やレビュー
今年一、読んでよかった note掲載
日本からマレーシアに教育移住した話。子供は色々なことを経験して、初めて何が自分に向いているのか身をもって体験する、と言うところが羨ましいと思った。日本は親が決めた習い事をして、親の作品的なところがある。もう一度やり直すならマレーシアで育てたかったな。