クスノキの番人
東野 圭吾
実業之日本社
作品紹介、あらすじ
その木に祈れば、願いが叶うと言われるのはなぜか。
感想やレビュー
玲斗(れいと)と千舟(ちふね)さんの物語
クスノキの番人。神木と言われる大きなクスノキに新月の夜に預念すれば、満月の夜に血縁者がその想いを受念することができる。不思議な祈りの空間。
あまり題名には惹かれなかったものの東野圭吾さんだしなぁと思ってよんでみた作品です。 東野圭吾さんの作品だけあって、読み始めるとどんどん続きが気になってしまいます。 最後がとっても良かったです。千舟さんの病状とか悲しいところもあるけれど誰も悪い人がいなくてじーんとくるお話でした。 でもレイトが、こんな子いる?という印象でした。貧困も経験し犯罪を犯してしまうような愚かさもありながら、とっても素直で弁が立つ若者…っていう若い子がうまく想像できなかったです。