いけない2
道尾 秀介
文藝春秋
作品紹介、あらすじ
その写真を見たとき、物語は一変する。大きな話題を呼んだ“体験型ミステリー”が帰ってきた!きっとあなたも騙される。前作をも凌ぐ、驚愕のラスト。
感想やレビュー
前作よりよかった!人間が人間であるが故の悲しみ、苦しみ、愚かさ。被害者は当然のことながら、加害者も悲しすぎる。罪を抱えたまま墓場まで持っていく決意で生きることの地獄。亡くなった者も無念だが、被害者側であれ、加害者側であれ、遺された者が一番辛い。 写真がモノクロで、あまりにも普通であることが逆に不気味さを強調していた。