真壁家の相続
朱野帰子
双葉社
作品紹介、あらすじ
ある日、大学生の真壁りんは、祖父の死を知らされた。急いで葬儀会場へ向かい、真壁家の一族が集まったところで、一人の青年が現れる。彼が「隠し子」と名乗ったことを皮切りに、相続の話し合いは揉めに揉めることに。マイペース、しっかり者、自由人、冗談好き、ゴシップ通…。一人一人はいい人なのに、火種が次々と浮上し家族は崩壊寸前。解決に奔走するりんは、真壁家一族で笑い合える日々を取り戻すことができるのか?笑って泣けるホームドラマの傑作。
感想やレビュー
どこにでもある普通の家庭の遺産相続。お金が絡むと今まで隠してきた本音などが浮かび上がってくる。あまりにも普通で身近な感じがして、読んでいて苦しくなるときもあったけど最後は丸く収まってほんとよかった。溜めこまず、ちゃんと話し合うってとても大事。そして、問題が起きたときは信頼できる人を見極め、冷静にできることをすること。