komemoryさんの感想、レビュー
komemory
ある男の人生。紆余曲折。昭和・平成・令和と時の流れを経てここまで翻弄される人生。 リアリティ十分だし、テーマとしては地味だが、読者の心を掴むのがうまい。期待どおり。
真保裕一
朝日新聞出版
Amazonで詳細を見る
各章に出てくる絵をネットで検索してから読んでいけば、物語により深く入り込める。それぞれに胸をうたれ、すがすがしい気持ちになるのが読み進めるたびに感じられた。主人公が見た絵によって、生きる力をもたらされるのを共有したような気持ち。これだけ気持ちよく読めた作品も少ないのでは。
原田 マハ
2025年度大河ドラマの予習にピッタリ。蔦重の功績を分かりやすく紹介、特に写楽の章は独自の検証も書かれており、面白い。さぁ、大河ドラマではどのように描かれていくか?
車 浮代
JRA運営審議委員も務める著者の久々の競馬小説。騎手を目指す騎手課程生たちの楽しさ・辛さがよく描かれている。マンガチックではあるが、それがかえって若者の心理がうまく出ているようにも思う。
蓮見恭子
カミーユ・ヴェルーヴェン警部シリーズ3部作の最終章。3部作の中ではややソフトではあったが、読み応え充分であった。また、何らかの形でカミーユ警部に会いたいなぁ。
ピエール・ルメートル/橘 明美