ツナグ 想い人の心得
辻村 深月
新潮社
作品紹介、あらすじ
顔も知らない父親に、事故死した幼い娘に、片思いしていたあの人に、もしも会えるなら。一生に一度だけの死者との再会を叶える使者「ツナグ」。長年に亘って務めを果たした最愛の祖母から歩美は使者としての役目を引き継いだ。7年経ち、会社員として働きながら依頼を受ける彼の元に、亡き人との面会を望む人々が訪れる。依頼者たちは、誰にも言えぬ想いを胸に秘めていてー。
感想やレビュー
現在と過去をつなぐ
優しくて暖かい物語。人との出会いも含めて、どんなことも縁なのだろう。関わった人の人生がこれから豊かで暖かいものになってほしいと願う