銃
中村文則
河出書房新社
作品紹介、あらすじ
雨が降りしきる河原で大学生の西川が出会った動かなくなっていた男、その傍らに落ちていた黒い物体。圧倒的な美しさと存在感を持つ「銃」に魅せられた彼はやがて、「私はいつか拳銃を撃つ」という確信を持つようになるのだが…。TVで流れる事件のニュース、突然の刑事の訪問ー次第に追いつめられて行く中、西川が下した決断とは?新潮新人賞を受賞した衝撃のデビュー作。単行本未収録小説「火」を併録。
感想やレビュー
面白かった。 中村文則は、中編作家なのだと思う。 文章が上手くないから、重厚なテーマを扱う長編に手を出すと途端にメッキが剥がれる。 調子に乗らずに、自分の器に合った作品を発表してほしい。 教団Xのような上滑りした駄作を発表して、大作家然と振舞う様は見ていてキツイ。
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